🧬豆類 • 種子の遺伝と自家採種プロトコル
【インゲン(つるなしいんげん)】固定種とF1種の違い・自家採種ガイド
スーパーの野菜や市販の種袋の多くを占める「F1一代交配種」と、代々命を受け継ぐ「固定種・在来種」。それぞれの強み・弱みと種採りの科学を徹底解説。
固定種・在来種
ケンタッキーワンダー等の固定種インゲン
✔ 自家採種可能(命を毎年つなげる)
市販F1交配種
サクサク王子・初みどり等の矮性F1インゲン
✖ 自家採種不可(次世代で形質分離)
⚖️スペック・性質の徹底比較
| 項目 | 固定種・在来種 | F1一代交配種 |
|---|---|---|
| 味・食味の特徴 | 固定種はインゲン豆本来の香りと甘みが強く、煮豆にしても格別。F1種は筋(スジ)がなくサクサクとした柔らかい食感。 | 均一な糖度・形・万人受けする食感 |
| 生育・収量の揃い | 個体差あり。長期間にわたって順次収穫できる(家庭菜園向き) | F1つるなし種は播種から50日前後で一斉に収穫でき倒伏しない。固定つるあり種は支柱が必要だが長期間収穫が継続する。 |
| 自家採種 | ◯ 毎年タネを採って同じ性質の野菜が育つ | ✕ 次世代で形質が分離しバラバラになる |
| 受粉・採種難易度 | 完全自家受粉植物。エダマメ同様、花の中で受粉が完了するため交雑の心配がほぼなく、採種ビギナーに最もおすすめ。 | 種苗会社が両親系統を管理して交配 |
🌾インゲン(つるなしいんげん)の自家採種手順(シード・トゥ・シード)
サヤを若採りせず樹上で茶色くカラカラになるまで完熟させ、サヤを割って豆を取り出し乾燥保存。
⚖️種苗法改正と自家増殖に関する法的注意点
在来固定種インゲンは一般品種。一度手に入れれば毎年自分で種を採り続けて生涯買い直す必要がありません。
❓よくある質問(固定種 vs F1)
Q.インゲンマメの種は何年くらい発芽率を保てますか?
マメ科の種子は寿命が比較的短く、常温では2年程度で発芽率が落ちます。密閉して冷蔵庫(野菜室)で保管すれば3年程度は維持可能です。